モンテッソーリ教育とは?教育内容からメリット・デメリットまで紹介

モンテッソーリ教育の特徴

モンテッソーリ教育とは、医師であり教育家だったイタリア人のマリア・モンテッソーリ博士が考案した教育法です。これは、子供には自らを育てる能力が備わっているという自己教育力の存在を前提とし、自立できる人間の育成を目指す教育法です。最終的には、自立していて有能、責任感と思いやりがある、生涯学び続ける姿勢を持った人間を育てることを目的としています。もちろん、モンテッソーリ教育は日本の義務教育課程に含まれてはいません。この教育法を取り入れている保育園や幼稚園で学ぶ場合がほとんどです。一方世界では140以上の国にこの教育法を取り入れた施設が存在していると言われています。 世界中の有名人の中にもモンテッソーリ教育を受けた人物は多くいます。海外ではマイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏や、Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグ氏などがいます。日本では、プロ将棋棋士の藤井聡太さんがモンテッソーリ教育を受けて育ったことで有名です。

モンテッソーリ教育での内容

ここからはモンテッソーリ教育がどのような内容を子供たちに教えているのかについて解説します。 モンテッソーリ教育での活動は「おしごと」と呼ばれています。大人が生活のために仕事をするように、子供が自分を成長させるために行う活動のことを「おしごと」と呼ぶのです。子供たちは「おしごと」を通して自主性を学び、成長していくのです。 モンテッソーリ教育には、5つの分野の「おしごと」があります。
・日常生活の練習
・感覚教育
・言語教育
・算数教育
・文化教育
どのおしごとも、教師が強制的に子供たちに学ばせるものはありません。子供たちは自分たちの自主性をもって自ら学んでいきます。ではここからは、それぞれどのようなプログラムなのかを順番に説明していきましょう。

日常生活の練習

0歳の赤ちゃんにもおしごとはあります。赤ちゃんの動作をサポートしてくれる教具を使って、発達を促していくことです。 1歳からは、机を拭いたりお茶を入れたりなど、実際に日常生活で行う動作の練習を行い、実体験を通して自立心を養っていきます。このときに扱う道具はすべて本物です。食器を落としたら割れる、お花に水をあげなければ枯れてしまうなどといった、当たり前のことをここから学んでいきます。

感覚教育

感覚教育では、教具を使って長い、短い、重い、軽いなどの感覚を養っていきます。 たとえば、長さ、重さ、大きさなど、それぞれのサイズの違いを感覚として学んだり、ザラザラ、ツルツルなどの感触の違いを識別したりするなどのプログラムがあります。

言語教育

言語教育は、絵本や文字カードを用いて語彙力を身に付けます。さらに進むと、てにをはの文法を身に付けて、文章構成ができるようになります。 また、書くことで手や腕の力加減をコントロールすることも学ぶプログラムです。

算数教育

算数教育では、数を表す要素を学習していきます。数の概念を学習することで、抽象的、論理的思考を身に付けることが目的です。 教具を使うことで抽象的になりがちな数の概念を具現化し、実際に触れながら、ものの数量や数詞、数字を学びながら、2桁、3桁の数字の計算ができるようになります。

文化教育

文化教育には歴史、地理、音楽や美術など、幅広い分野が含まれます。生命の神秘や芸術の表現力、日本や世界がどのようなところなのかなどを、教具を使いながら楽しく学んでいくプログラムです。

モンテッソーリ教育のメリット


モンテッソーリ教育を受けさせるメリットを紹介します。

子供の個性を伸ばせる

モンテッソーリ教育では集団で同じことをするのではなく、子供の自由を尊重しています。自由に自分のしたいことを選んで好きなだけ取り組めるので、個性を引き出しやすいことがメリットです。

自主性と積極性が身に付く

おしごとの時間では、子供自身が決めたことを自由に取り組めます。決められた時間内で好きなことができ、作業内容を大人に決められることはありません。自分のしたいことをしたいだけできる環境が、子供たちの積極性や自主性の成長に役立ちます。

集中力が身に付く

上の項目で説明したとおり、モンテッソーリ教育では教師に特段指示を受けることがなく、自分の納得のいくまで物事を進めることができます。また、おしごとを周りの教師たちが邪魔をすることはありません。そのため、集中力を身に付けられると考えられています。 夢中になれる教具とおしごとに集中できる環境が揃っているため、飽きることなく自然と集中力と忍耐力を磨いていけるでしょう。

社会性が身に付く

モンテッソーリ教育は縦割りクラスです。そのため、年齢性別を問わず、さまざまな子供たちと関わりながら同じ時間を過ごします。そのなかで年上の子は年下の子の世話をし、年下の子は年上の子のまねをしながら学び合うことになります。これにより責任感が芽生えたり、お互いの違いを受け入れたりしやすくなるでしょう。 大人になるにつれて身に付けていく社会性を、幼いうちから学ぶことができるのです。

モンテッソーリ教育のデメリット

一方、モンテッソーリ教育にはどのようなデメリットがあるのでしょうか。

協調性に欠けることがある

子供の自主性を重んじるモンテッソーリ教育を受けると、自主性や自立心が育まれる一方で、周りに合わせることが上手くできなかったり、みんなと一緒に何かをすることが不得手になったりする場合があるようです。 しかし、柔軟性と順応力が豊富にある子供時代です。個人差はあるものの、いずれモンテッソーリ教育以外の環境下になったとしても、そのうち溶け込めるようになるでしょう。

運動不足になることがある

モンテッソーリ教育では、屋内で行うおしごとが多い特徴があります。そのため、運動不足になることがあるようです。また、屋外で元気に活発に動きたい子供にはストレスになることもあります。 とはいえ、モンテッソーリ教育を取り入れる幼稚園や保育園が、一日中屋内活動をしているわけではありません。運動や屋外での遊び時間を設けている場合がほとんどです。 それでも園での運動が足りず、子供が運動をしたがっているようなら、ダンスや体操などのスポーツスクールへ通わせると良いかもしれません。

モンテッソーリ教育を受けるための事前準備

ここからは、モンテッソーリ教育を受けるための事前準備を紹介しましょう。

在籍の教師の情報の下調べ

まずは、在籍している教師について下調べを行います。どのような教師が子供たちに教えているのかを知ることで、入園後の生活を具体的にイメージしやすくなるでしょう。 下調べをする際は、教師が以下のいずれかの資格を持っているかを確認してください。在籍する教師が資格を持っていれば、どのような教育方針の元で子供たちに接しているかを見極める指標になるからです。
・国際モンテッソーリ協会(AMI)
・日本モンテッソーリ協会(JAM)
・日本モンテッソーリ教育綜合研究所の資格

教育方針を知る

次に、園の教育方針を調べましょう。園によっては、モンテッソーリ教育だけでなく、その園独特の方針があることもあります。 教育方針はホームページやパンフレットに記載されていますので、ぜひ確認してみてくたさい。

ライフプラン・マネープランを立てる

モンテッソーリ教育の保育園や幼稚園に通う際には、通常の園よりも多少の入園料・保育料・教材費がかかります。

■例■
・選考料…約5,000円(税抜)
・入園料…約200,000円(税抜)
・教育料…月額約50,000円(税抜)※教材費含む
・施設料…年間約70,000円(税抜)

上記の費用は、一例です。それぞれの園によって費用は異なりますので、事前にしっかり確認しておきましょう。 さて、幼稚園や保育園だけでなく、大学までのことを考えれば、子供が何歳のときにいくらぐらいお金が必要になるのかを考えておかなくてはなりません。いざお金が必要になったときに、慌てずに用意ができるからです。 とはいえ、子供の教育費は将来どのくらい必要なのでしょうか。「子供の教育費って、いつからどのくらい貯めたら良いのかよく分からない…」という疑問を持っていることもあるでしょう そんなあなたにこそ、住友生命の個別相談やセミナーをおすすめします。アドバイザーが家族のライフプランやマネープランの相談・提案をいたします。将来を見据えた教育資金計画のために、ぜひお役立てください。

まとめ

今回は、モンテッソーリ教育の教育内容とメリット・デメリットをお伝えしました。モンテッソーリ教育を行っている保育園や幼稚園はたくさんあります。しかし、独自の教育方針も盛り込んでいるある園もありますので、自分の子供に合った園を選択しましょう。 子供がその個性を十分に発揮して成長していけるように、保護者の立場からサポートできる体制を少しずつ整えていきましょう。

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執筆者 尼崎 琢磨
(ライフプランニングセミナー担当)

―プロフィール――――――――

相続診断士・2級FP技能士
住友生命保険相互会社
ウェルズ開発部 調査役

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カテゴリー: 子育て教育