住宅ローンを組む際の留意点~保険を無駄なく見直すために~

住宅ローンと保険の見直し

住宅ローンを組む際の留意点~保険を無駄なく見直すために~

・団体信用生命保険について

住宅ローンを組むにあたり、多くの方が団体信用生命保険に加入します。この団体信用生命保険はローンを組む金融機関によって、様々なバリエーションがあります。代表的なものとしては、下表のとおり、通常の団体信用生命保険、三大疾病保障付団体信用生命保険、八大疾病保障付団体信用生命保険などが挙げられます。昔は、死亡・高度障害のみの保障でしたが、現在ではがん・急性心筋梗塞・脳卒中など保障が広がっており、ローンの借り換え等を行う事により、団体信用生命保険の内容も変更することができます。

【代表的な団体信用生命保険】

団信の種類と保障範囲

・必要保障額の見直し

生命保険の必要保障額を考える上で、食費や光熱費、教育費に加え、住居費も計算に入れます。注目したいのが、生命保険の必要保障額を算出するための要素に『住居費』が含まれていることです。ここでお気づきになられた方も多いと思いますが、すでに加入されている生命保険と保障が重複した場合は、重複分が掛け過ぎということになり、余分な保険料を支払っていることになります。住宅ローンを組む際に必ず必要保障額の見直しを行う必要があるのです。

見直し例①

死亡保障のみの団体信用生命保険に加入。
契約者がお亡くなりになり3,000万円の資産価値があるご自宅の住宅ローンが返済不要となった場合。
ローンの残高は0になり、3,000万円の資産価値があるご自宅が残ることになります。
この場合は、保険でカバーすべき保障額から3,000万円減らすことができます。
現在6,000万円の保障を準備されている場合、
単純に6,000万円-3,000万円=3,000万円の保障でいい計算になります。
保険料も同様に削減できます。
40歳男性が6,000万円(10年更新)の定期保険に加入されていた場合。
月払保険料が12,000円と仮定すると、3,000万円(半分)に減額することにより、月6,000円削減することができるわけです。
計算式:12,000円×1/2=6,000円

見直し例②

がん保障付きの団体信用生命保険に加入。
(がんと診断されたら住宅ローン残高が0+給付金100万円)
契約者ががんと診断され3,000万円の資産価値があるご自宅のローンが返済不能となった場合。
見直し例①同様、ローンの残高は0になり、3,000万円の資産価値があるご自宅が残ることになります。 また、加入している団体信用生命保険からがん給付金が100万円給付されるので、がんの治療費に充当することができます。 別途がん保険に加入されている場合はがん一時金の金額も削減できます。 がん一時金300万円の保障を準備されている場合は、単純に300万円-100万円=200万円の保障でいい計算になります。

見直し例③

死亡保障のみの団体信用生命保険に加入。契約者ががんと診断され、治療のため就労不能になった場合。
この場合は死亡保障のみの団体信用生命保険なのでローン残高は0になりません。
そのため、現在ご加入の生命保険に、がん一時金や就労不能保障がセットされていない場合は、健康保険から支給される傷病手当金のみの受給になります。(会社員の場合)
また、傷病手当金として支給される金額は、給与の2/3程度であり、最長で1年6ヶ月しか受け取ることができないので、ローンの支払も厳しくなりますし、復職できなかった場合や傷病手当金の受給期間が終了した場合、非常に苦しい状況となります。 傷病手当金の詳細はこちら(全国健康保険協会)
この場合は、ローンの借り換えも含め、団体信用生命保険を見直しするか、現在ご加入の生命保険にがん一時金や就労不能保障を追加することによってカバーすることができます。
わかりやすくイメージしていただくために、簡単な例をあげましたが、実際はもう少し複雑です。上記の例のように、住宅ローンを組む際は、現在ご加入の生命保険の見直しをセットで行う必要があるのです。

まとめ(賢く無駄なく保険を見直すためには)

筆者自身、住宅を購入する際、ハウスメーカーの方にこのようなことを言われました。
『住宅を購入することは家族の夢を購入すること』だと。
その夢が万一の介護・就労不能など様々なリスクで揺らぐことがないように、無駄なく団体信用生命保険と生命保険を組み合わせることが重要です。お一人おひとり、家族状況や環境は違います。それに伴う、リスクや保障額も異なってきます。お一人おひとりの状況をトータルで考えることにより、大きな無駄を省いたり、将来の安心を提供することができるのです。
そのために我々はオーダーメイドの保障プランニングや生活設計シミュレーションを総合的に行っているのです。

現在ウェルズ開発部では無料個別相談を実施しています。
住宅ローンに関連した保険見直しはもとより、様々なご相談をお受けしております。
もちろん感染症対策として、オンラインでの無料保険相談も承っております。
少しでも不安がある方、聞きたいことがある方は、お気軽にご相談ください。
また、関連する様々なセミナーも開催しております。
この機会に是非ご参加ください。

執筆者 尼崎 琢磨(ライフプランニングセミナー担当)

ープロフィール――――――---

相続診断士・2級FP技能士
住友生命保険相互会社
ウェルズ開発部 調査役

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