気軽に終活~エンディングノートって何?

新型コロナが猛威をふるっています。
約100年前のスペイン風邪がパンデミックとなってしまった際は、世界で約4000万人の方が亡くなったそうです。(諸説あります。もっと多かった…という説も…)
今回の不測の事態が、なるべく早く収束することを心から願っています。

筆者は、4月に酷い下痢と共に、38.7度の熱を出してしまいました。
家族中が一時的にパニック状態となり、東京都の設置する24時間対応の新型コロナ受診相談窓口に電話するも、全く繋がらず、病院に行って良いものかもわからず狼狽していた折、LINEでの医療無料相談というシステムを見つけて、お医者様に相談することが出来ました。お医者様からは、「現時点では何も出来ないので、4日間以上自己隔離をして様子を見てください」、というアドバイスをいただき、自宅で自己隔離をしておりました。
結果的には、3日目から熱も下がり、快方に向かいましたので、ただの食中毒だったようです。医者に行って良いのかもわからず、本当に心細い思いをしていた時間帯は、これほど「死を身近に感じる」ことがあるのだなと再認識する時間となりました。

本コラムでは、あらためて自分自身の身辺、周辺の整理、延いては、終活につながるエンディングノートの活用などについて、相続診断士、或いはファイナンシャルプランナーの立場からも、考えてみたいと思います。

終活ってなに?

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終活とは、本コラムをお読みの方は、ある程度、ご存じの事と思いますが、「人生の中盤から終盤に差し掛かるよりも前の段階」で、相続のことや残される家族のことなどを考えながら、身辺の整理をし(物理的な断捨離や銀行口座の集約等も含む)、また、その過程で自分の人生を振り返り、家族へのメッセージを残したり、ご自身の考えをまとめておく活動の事です。人生のゴールを周囲からの感謝に包まれ、納得のいく形で飾るための活動と考えれば良いでしょうか。終活は、お子様をはじめ、お孫様、或いはご親族様にとっても、非常にありがたい活動になります。ぜひ当コラムを参考に、終活の準備をスタートされることをお勧めいたします。

終活とエンディングノート

それでは、終活って、具体的に何すれば良いのでしょうか?

まず、大半の方が、「私は死なない」(!?)と思っておられるので、私の経験からも、基本的に遺言書はお書きになっておられません。(有効な遺言書を残される方は、亡くなる方の10%にも満たないのです)なかなか、「現時点では書きにくい…」、「まだ早い…」、「死ぬ気がしない…」など、様々な理由で、あと回しになってしまいますね。そこで、「エンディングノートの活用」をおすすめさせて頂いております。遺言ではありませんので、法的な効力が無い分、比較的、気楽に書くことが出来ます。
一番、簡単なのは、本屋さんやネットで「エンディングノート」と検索すれば、たくさんヒットしますので、お気に召すものをご購入され、それに従って、記入、整理していけば、ある程度の準備、終活はご自身でも出来てしまいます。

ご参考までに、当社「住友生命」でお客さま贈呈用に準備しているエンディングノート(思いやりノートと呼称しています)の内容に従って、どのような項目を記入して行くのか、主なものをご紹介させて頂きます。

資料:◆【募集資料】思いやりノート.png

以下の12項目(大項目)になっています。

1.健康状態について
血液型、健康保険証番号、服用している薬、など

2.介護について
どのように介護して欲しいか?誰に介護して欲しいか?など

3.終末ケアについて
延命治療をして欲しいか?緩和治療を希望するか?など

4.家系図
先妻との間に子供がある場合や、非嫡出子がいる場合などは必ず

5.親しい友人や知人の名簿
万一の時に知らせて欲しい人など

6.財産について
保険、年金、現預金、株式、債券、借入金等と、その金融機関等

7.相続について
不動産の分け方や、その方法などを含み、どのようにしたいのか等

8.遺言書について
遺言書があるのかないのか、遺言執行者が誰なのか、など

9.生前贈与の記録
いつ誰に何をあげたのか?など

10.私を支えてくれた人たち
保険会社の担当者、税理士や後見人など

11.葬儀やお墓について
菩提寺や葬儀業者の希望、葬儀内容についての希望など

12.家族や親しいひとへのメッセージ
これがあると争続が減らせます。大事です。

残されたご家族に、ある程度のメッセージを残すことが出来ますから、ご家族も安心です。何より実際の相続が発生すると、大変な量の手続きが発生するわけです。その際、例えば、証券口座もわからない、証券口座があったかどうかも分らない、という方のご遺族は、それはもう「想像を絶するご苦労」をされます。残されたご家族がご高齢であれば、お一人でお手続きをすることは、ほぼ不可能と申し上げても良いでしょう。さらに、エンディングノートを準備することの効用として、ご自身の人生を、落ち着いて振り返るきっかけになるということがあげられます。

私の母(85歳)もそうですが、「そろそろ終活、断捨離しなくちゃ!」と言いながら、「実家の物は何でも持って行ってもいいわよ」というのですが、それよりも大切なエンディングノートは、「書いた方がいいよ!」と言わなければ、その存在すら意識していない、という状況でした。
いろいろと整理をすすめること自体が、「終活」になっていきます。安心感を抱くことが出来ると思います。

エンディングノートは遺言書とは違うので、法的な効力はありません。その代わりに、自由に作成することができますので、遺言書まではね…という方にとってもお気軽に始められるのではないかと思います。そして、その効果は絶大です。

ご参考:遺言書について

エンディングノートを作ることは、ご本人にとっても、残されるご家族にとっても、絶大な効果を発揮しますが、きちんとした遺言書を作成したい場合には、以下のチラシなどを参考にしてください。
私どもにご相談いただければ、一般的なアドバイスを無料でさせて頂きますし、信頼できる士業を紹介して欲しいということであれば、ネットワークの中から適切で、評判の良い士業の先生を紹介させて頂きます。

-資料-

遺言書作成を考えてみましょう(A1900533).pdf

遺留分減殺請求(A1900534).pdf

まとめ

~終活は素晴らしい人生のゴールを迎えるための準備活動~

筆者も、パンデミックという不測の事態が起こる中で体調を崩し、はじめて身近に死を意識しました。今は、世の中の人が皆、今までよりは身近に死を意識しているのではないでしょうか。人間は、一度は灰になりますから、終活という活動、整理も、避ける事は出来ず、必ず、しかも、お互い「ボケる前にやらなければならない」ことです。ご家族への愛や願いを感じながら、ご自身の半生とお考えをまとめていく事は、きっと、予想以上に充実した時間になると思います。残された人生をより充実させるために、ぜひ終活(エンディングノート活用)にお取り組み下さい。

筆者は、普段は、FP1級技能士、あるいは相続診断士として、相続セミナーや皆さまの金融、資産運用、資産承継相談も担当させて頂いております。なかなかきっかけが無くて、或いは重い腰を上げるために。など、理由は何でも結構ですが、私どもでは相続セミナーや個別相談会を無料で行っておりますので、ご興味のある方はお気軽にお問い合わせください。

住友生命ウェルズ開発部では皆様のお役に立てるような様々なセミナー
保険に関する個別相談も随時受け付けております。
予約はこちらから簡単申込み!オンライン相談も可能です。
こんな今だからこそ、保険について専門家に相談してみませんか?

執筆者:長尾 茂

―プロフィール――――――――――――

相続診断士・1級FP技能士
住友生命保険相互会社
ウェルズ開発部 部長

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