私立小学校に通わせるのはメリットだらけ?共働き家庭でも通える?

私立小学校のメリットと公立校との違い

私立小学校に通わせるのはメリットだらけ?共働き家庭でも通える?

まずは私立小学校のメリットは何なのか、公立校との違いとあわせて解説します。

子供の教育環境を選べる

公立校の場合は自分の住んでいる学区の小学校に通うので、基本的に学校の選択肢はありません。先生たちは行政機関から配属され、一定期間を過ぎると転勤し、別の学校に勤めることになります。 つまり、地域の雰囲気やそのとき在籍している先生によって、学校の様子は大きく変わってしまいます。 一方で私立校の場合、子供にどんな勉強をしてほしいか、どんな教育方針のもと学んでほしいか、などといった「環境」を親が選ぶことができます。
教えてくれる先生も基本的には異動がありませんので、質の高い先生に長く教えてもらうことができます。 また、学校のトップである校長が変わっても教育方針や校風が変わってしまうことはないでしょう。

教育設備が充実している

私立の小学校は施設設備費を負担している分、教育設備が整っています。たとえば冷暖房ひとつとっても完備している学校が一般的であり、快適な学習環境があるといえるでしょう。 一方で、公立校の冷房の設置率をご存じでしょうか。文部科学省が令和元年に報道発表した「公立学校施設の空調(冷房)設備の設置状況について」によると、公立の小中学校の冷房設置率は、62.8%でした。地域の小学校に冷房がなければ、予算が組まれて設置が完了するまでの期間は、冷房のない教室で授業を受けなくてはなりません。 また、新型コロナの影響による自粛期間中の学校の対応も、私立校と公立校では大きく異なりました。自粛期間が長引く中、公立校ではなかなかオンライン授業への移行ができない学校もありました。 オンライン授業には学校での設備のほかに、各家庭にパソコンやタブレット端末とインターネット環境が必要です。公立学校では、「そのような施設や機材がないこと」や、「生徒の家庭環境によっては不公平になる」といった理由がネックになっていたようです。 私立の小学校の場合は、オンライン授業に必要な施設が充実しているだけではなく、1人1台タブレット端末を貸与しているところもあります。そもそも生徒たちも同じような家庭環境、経済状況が多いので、不公平になりにくい環境にあります。

学校独自のシステム・カリキュラムで学べる

私立小学校では、男子校や女子校、共学といった違いだけではなく、学校独自のシステムやカリキュラムがあります。国際的な人間に育ってほしいと考える家庭であれば、1年生から英語教育を取り入れている学校や、ネイティブスピーカーの先生がいる学校を志望校として選択するでしょう。 また難関中学受験のための「先取り教育」など、文部科学省の定めた指導要綱以上のカリキュラムを組むことも、私立小学校なら可能です。

小・中・高・大一貫校がある

一部の私立小学校の中には、中学・高校・大学までの一貫校があります。つまり大学入学を見据えて、付属校を選んで内部進学することもできます。内部進学をするには、もちろん学力は必要になりますが、必要以上に受験に時間を割かれたりすることなくスポーツや芸術などに打ち込めるので、のびのびと個性や得意分野を伸ばすことができます。 さらに、2018年に参議院本会議で可決・成立された法律案の「東京23区内の大学の定員増を原則10年間認めないこと」という内容が影響し、最近では都内の私立大学の付属中学・高校の受験者数が増え、入試競争はますます激化しています。 大学側が定員抑制をしていく可能性があるため、早いうちからエスカレーター式で大学まで進学できるように、と考える親御さんも多いのでしょう。

共働き家庭こそ私立小学校が良い理由

私立小学校は専業主婦の家庭の子供が通い、共働きの家庭には不向きといわれていましたが、それは過去の話です。今では学校側が積極的に共働き家庭の子供が通えるように仕組み作りをしているため、通わせやすくなっています。

学童保育を設置する私立小学校の増加

共働き家庭であれば、放課後に子供を預かってくれる学童保育や、アフタースクールのような仕組みが必要不可欠です。最近では、預かりの場所を校内に併設する私立小学校が増え始めています。 スポーツやそろばんなどの習いごとのほか、宿題のフォローや英語など、学校ごとにさまざまな学習ができるカリキュラムを組んで、特色を出しています。さらに子供のメンタルケアにも力を入れているところがあるなど、放課後に安心して預けられる場所が校内で整いつつあります。

PTA参加が強制ではない学校もある

私立小学校は、親の参加が必要な活動や行事が多いイメージがありますが、最近では働く親の負担を考えて、PTA参加を強制しない学校も出てきています。 施設や設備が整っている分、公立に比べて親の手伝いが必要なことは意外と少ないようです。

私立小学校を選んだ親たちが後悔したデメリット

ここまで私立小学校を選ぶメリットや理由について説明しましたが、デメリットがないわけではありません。私立小学校を選んだ親たちが感じたデメリットを、3つに絞って紹介します。

自宅から遠く、通学時間が長い

公立は自分が住んでいる学区の小学校に通うため、歩いて通学することが一般的です。一方私立校の場合、住んでいる場所によっては歩いて通える距離に学校がない場合があります。 そのため私立小学校では、電車で通学する生徒はめずらしくありません。満員電車を利用しなければならない可能性もでてくるため、子供の安全面で心配な部分もあるでしょう。 そして、通学時間が長ければ子供の自由な時間が減ってしまいます。習いごとの時間が限られたり、選択範囲が狭まったりするでしょう。

交友関係が限定される可能性がある

家庭環境や教育水準などの似た子供たちが集まることはメリットになる半面、交友関係が狭まる可能性もあります。 私立小学校は受験が必要になるため、ある一定の教育を受けた同級生と学校生活を送るでしょう。一方で公立校は、さまざまな家庭で育った子どもたちが同地区の学校に通っています。そのため、多種多様の価値観を持った子どもと交友関係を築けるのではないでしょうか。

学費が高額

私立小学校は学費が高額です。授業料だけでも年間で60万円から100万円ほどかかります。そのほかには、寄付金や制服代、電車通学であれば定期代も必要です。 保護者同士の交際費なども、私立の場合の方が高額になりがちです。これにくわえて、塾や習いごとの費用がかかることも考えなければいけません。 一般的に、教育費の負担は大学進学から大きくなるといわれています。しかし、小学校から私立を選択した場合は、早い段階からある程度お金がかかることを覚悟しなければいけないので、資金計画が重要です。 「教育資金をどのように貯蓄すれば良いか」「ライフスタイルにあった貯蓄法は何か」などのお悩みや疑問があれば、住友生命の「生活設計セミナー」に参加してみませんか。お金にまつわる不安や疑問の解決法をあなたに合った方法で提案します。計画の見通しが立っていない内は不安になることもありますが、資金計画が明確になれば、生活に安心感を得られるでしょう。ぜひ、一度お問い合わせください。

まとめ

女性の社会進出の影響で世帯年収が上がり、子供の教育において選択肢が広がっている家庭が増えています。 子供と親の双方にとって、私立小学校にはメリットがたくさんあります。進学すれば、良い教育環境で学べることでしょう。 ただしその分、費用もかかります。人生に必要なお金は教育費だけではありません。しっかりとしたライフプランとマネープランが大切です。

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執筆者:佐藤 乃保留

―プロフィール――――――――

住友生命保険相互会社
ウェルズ開発部 部長代理
相続診断士
FP技能士2級
小学生と中学生を子に持つFP

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カテゴリー: 教育