がん保険は必要?知るべきがん保険のポイント①~がんの恐怖~「がん」と診断されたときの備えは?
義父に告げられた病名は「胃がん」
10年以上前の話ですが、当時62歳だった義父が腰痛と関節の痛みを訴え、整形外科に入院しました。しかしながら、入院してから2週間が経過したものの、全く症状が改善しないため、精密検査を行ったところ、「スキルス胃がん(*)」と診断されました。
*スキルス胃がん・・・胃がんの中でも、いまだに早期発見が困難で増殖浸潤が早いため、治療成績が著しく悪い難治がん、と言われている。
身近に感じた「がん」の脅威
「スキルス胃がん」と診断され、家族には「余命半年、もって1年でしょう」という担当医からの告知がありました。しかしながら、実際は「スキルス胃がん」と診断されてから約1か月で義父は他界しました。がんの進行スピードになす術がない、という状況で、改めて「がん」という病気の恐ろしさを痛感させられました。
「がん」に対する備え
義父が他界した時期にちょうど生命保険の特約である「先進医療特約」が発売されました。「先進医療特約」とは、健康保険の対象とはならない医療技術のうち、厚生労働省が定める「先進医療」に該当した場合、その技術料(例:重粒子線治療で約300万円)が生命保険会社から支払われる、というものです。義父のがん罹患を身近に見ていたことから、妻からすぐにでも特約付加手続きをして欲しいという依頼があり、早急に続きを行い、がんに関して万全の保障体制をとったことになったのです。
【先進医療について簡単にわかるようにまとめていますので、よろしければ下記をご覧ください。】
◆“先進医療”ってご存知ですか(A1902086).pdf
◆先進医療ってご存知ですか?(A1902152) .pdf
◆新・先進医療特約(A1900358).pdf
後悔先に立たず
義父の四十九日の際、妻からみて母方の叔父が「がんは恐ろしい。保険もしっかりと確認しておかないといけないね。」と言っていたので、「内容を確認しましょうか?こういう時にしっかりと見直した方がいいですよ。」という会話を交わしていました。
が、「ちょっと落ち着いてからお願いするよ」ということでしたので、その場では具体的な話にはなりませんでした。それから約半年が経過したころ、その叔父が「がんで入院した」という話を聞きました。時既に遅く、「がん」関わる保障に加入することはもちろん、死亡保障の充実も出来ません。「あの時すぐに具体的な話をして、しかるべき手続きを行うべきだったと後悔しか出来ませんでした。私が見舞いに伺う前に叔父は他界してしまいました。
大切な人のために
がんに限ったことではありませんが、様々なリスクに対して、自分とその家族を経済的に守るためにも、「保障を見直す必要があるかな」と考えることがあったり、保険の見直し等の提案を受けた際には、「後回し」にするのではなく、ほんの少しの時間でいいので、真剣に自分と家族の保障について考えてみてください。みなさんには後悔して欲しくはありません。
がんに関する統計(一部抜粋)
男性 | 女性 | |
一生のうちがんに羅患する人の割合 | 63% | 48% |
(2015年全国推計値データに基づく【国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」】)
がんに羅患した際の平均入院日数 | 16.1日 |
(厚生労働省2017年9月「患者調査の概況」)
がんに罹患した場合の平均治療(自己負担分) | 約115万円 | 診療費、入院費、手術費、放射線治療費、抗がん剤治療費 等 |
その他、入院時の食事代や差額ベッド代等。 |
(特定非営利活動法人 日本医療政策機構による「がん患者意識調査2010年」)
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執筆者:草刈 慎吾
―プロフィール――――――――――――
相続診断士
単身赴任生活12年目
家族のありがたさを痛感しています
住友生命保険相互会社
ウェルズ開発部 がんセミナー担当
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